水性塗料 油性塗料: 塗料の選び方ガイド
家を塗り替える、家具をリメイクする、DIYを楽しむなど、塗料は私たちの生活に欠かせないものです。しかし、いざ塗料を選ぶとなると、「水性塗料」と「油性塗料」のどちらを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか？
水性塗料と油性塗料は、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。この記事では、初心者の方でも分かりやすく、水性塗料と油性塗料の違い、メリット・デメリット、選び方、塗り方などを解説していきます。10個のポイントを押さえれば、あなたにぴったりの塗料を見つけることができます。ぜひ最後まで読んで、理想の空間を実現しましょう。
水性塗料と油性塗料の違い
水性塗料と油性塗料は、主成分の違いによって大きく性質が異なります。
水性塗料の特性
水性塗料は、水に溶解した合成樹脂や顔料を主成分としています。そのため、油性塗料に比べて乾燥が早く、臭いも少なく、環境への負荷も低いです。また、水で薄めて使用できるので、後片付けも簡単です。
油性塗料の特性
一方、油性塗料は、有機溶剤に溶解した合成樹脂や顔料を主成分としています。そのため、水性塗料に比べて乾燥時間が長く、臭いも強い傾向にあります。しかし、耐水性や耐久性に優れており、屋外や浴室など、水に濡れる場所にも適しています。
水性塗料と油性塗料のメリット・デメリット
水性塗料と油性塗料はそれぞれメリット・デメリットがあります。用途や環境に応じて適切な塗料を選びましょう。
水性塗料のメリット
- 乾燥が早い: 油性塗料に比べて乾燥時間が短く、作業効率がアップします。
- 臭いが少ない: 油性塗料に比べて臭いが少なく、換気の必要性が低いです。
- 環境負荷が低い: 水性塗料は水で薄めて使用できるため、環境への負荷が低いです。
- 後片付けが簡単: 水で洗えるため、塗料がついた道具も簡単に洗浄できます。
- 安全性の高い塗料が多い: 油性塗料に比べて、人体への影響が少ない安全性の高い塗料が多いです。
水性塗料のデメリット
- 耐水性が低い: 油性塗料に比べて耐水性が低く、水に濡れる場所には適していません。
- 耐久性が低い: 油性塗料に比べて耐久性が低く、長期間の使用には向きません。
- 重ね塗り: 乾燥が速いので、重ね塗りする場合、塗りムラになりやすい。
- 価格が高い: 油性塗料に比べて価格が高い傾向にあります。
油性塗料のメリット
- 耐水性が高い: 水性塗料に比べて耐水性が高く、水に濡れる場所にも適しています。
- 耐久性が高い: 水性塗料に比べて耐久性が高く、長期間の使用に耐えます。
- 重ね塗り: 乾燥が遅いため、重ね塗りしても塗りムラになりにくい。
- 価格が安い: 水性塗料に比べて価格が安い傾向にあります。
油性塗料のデメリット
- 乾燥時間が長い: 水性塗料に比べて乾燥時間が長く、作業時間がかかります。
- 臭いが強い: 水性塗料に比べて臭いが強く、換気が必要です。
- 環境負荷が高い: 有機溶剤を使用するため、環境への負荷が高いです。
- 後片付けが難しい: シンナーなどで洗浄する必要があり、後片付けが大変です。
- 安全対策が必要: 有機溶剤を使用するため、換気や手袋などの安全対策が必要です。
水性塗料 油性塗料 の選び方
水性塗料と油性塗料は、それぞれメリット・デメリットがあります。用途や環境に応じて適切な塗料を選びましょう。
塗装する場所や素材
- 水に濡れる場所: 浴室、洗面所、ベランダなど、水に濡れる場所には、耐水性の高い油性塗料が適しています。
- 屋内: リビング、寝室、廊下など、屋内では、臭いが少なく、乾燥が早い水性塗料が適しています。
- 木部: 木材の塗装には、水性塗料も油性塗料も使用できますが、水性塗料は木部の呼吸を妨げにくいと言われています。
- 金属部: 金属部の塗装には、油性塗料の方が耐腐食性に優れています。
- コンクリート: コンクリートの塗装には、水性塗料も油性塗料も使用できますが、油性塗料の方が密着性が高いと言われています。
必要な塗料の性能
- 耐候性: 屋外で使用する場合には、紫外線や雨風に強い耐候性の高い塗料を選びましょう。
- 防カビ・防藻性: 浴室や洗面所など、湿気の多い場所には、防カビ・防藻効果のある塗料を選びましょう。
- 耐熱性: ストーブや暖炉の近くなど、高温になる場所には、耐熱性のある塗料を選びましょう。
